緻密で繊細、レースのように優雅なハーダンガー刺繍の魅力と、その技法についてご紹介します!
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ハーダンガー刺繍とは?
ハーダンガー刺繍とは、ノルウェー・ハルダンゲル地方で育まれてきた伝統的な刺繍の技法です。
サテンステッチやブランケットステッチを使用し、布の織り糸を切り抜いて透かし模様を作る方法は、
繊細で緻密で、とても美しく、乙女の憧れ全開!なロマンチックさ。
一度は挑戦してみたい!そう思われている方も多いのでは?
まずはどんな技法なのか?
その方法を見てみましょう。
細かい模様が丁寧に刺し進められていく、ハーダンガー刺繍のドイリー。
小さなお花が沢山並べられたような愛らしく、お上品なデザイン♡素敵ですね!
まずは用意して頂くもの
まずは、ハーダンガー刺繍を始めるのに、必要な道具などを見てみましょう。
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布の糸目に入る、先の細いはさみは必須です!
針先が丸いタイプの刺繍針がおすすめです。布の目に合わせて、針の太さを選ぶと綺麗に仕上がりますよ!針の号数が大きくなるほど細くなります。
布目がよれないように刺繍枠は必須です!
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ハーダンガー刺繍に使用しやすい布です。
縦糸、横糸で織ってある平織の布であれば、他の布でも大丈夫ですが、初めは使いやすい物で練習した方が、やりやすいです。
ハーダンガー刺繍の刺し方
では、早速ですが、刺し方の大まかな説明です!
刺し始める前に布の下準備。
まずは布目に沿ってアイロンをかけ、
周りの糸がほつれないように四辺にマスキングテープを張りましょう。
そして、案内線として色糸で仕付けをします。織り目を4目ずつ拾いながら丁寧にしておけば、後の作業が楽になりますよ!
【作業工程】
1,サテンステッチで、5本でワンブロックの四角いブロックを格子状に刺していきます。
2,ウェービングステッチで、内側の飾り線を刺します。(デザインによってはないこともあります。)
3,ブランケットステッチで、周りの縁かがりをしていきます。こちらもサテンステッチ同様5本ワンブロック。織り糸がよらない力加減が難しい。
4,アイレットステッチは、格子状に出来上がったスペースに刺して、丸く透かし模様が出来るように強く引くのがコツです。(デザインによってはないこともあります。)
5,織り糸をカットして抜くのですが、間違ってカットしないように、とにかく落ち着いて、ゆっくりと。
6,カット後に残る織り糸をウーブンバーというステッチでかがります。デザインによっては、途中に、ループやピコットと呼ばれる飾りが入ります。
まずはサテンステッチで模様をスタート。
繰り返し、規則的に刺していくサテンステッチ。
幾何学的な模様が本当に美しいですね!しかも、縫い目に乱れがない!
白や生成りの同系色でつくられたハーダンガーは、おとぎ話に出てきそうなロマンチックさがあります。
ここからどんどん広がるステッチを想像するだけで、どきどきします!
周りをぐるりと一周させるブランケットステッチは、やはり力加減が難しそうです。
こんなに均等に整って刺せるか、不安になりますが…
やはり、練習あるのみ?
いよいよ糸のカットです!このカットがあるのが、また、ハーダンガー刺繍の魅力ですよね。
優雅で、ロマンチックで、可愛くて…そして、スリリング!
一本一本丁寧に落ち着いてカット。
更に、刺繍を施して…
本当に繊細なレースみたいに美しいです。
ウーブンバーステッチ、4本の織り糸を外から中へ、8の字を描くように指していくステッチです。
これもまた細かい…
刺繍糸の色を変えて刺していくデザインも、雰囲気が変わって可愛いですね。