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レジンで海洋生物! 耳元で揺れる「クリオネの捕食シーン」

レジンで海洋生物! 耳元で揺れる「クリオネの捕食シーン」
この記事について
SNSで作品を投稿している話題の作家さんを、プロ・アマ問わずご紹介。ハンドメイドのヒントやあふれるレジン愛をうかがっていきます。今回は、レジン、プラ板、樹脂粘土などで海洋生物を制作されているJade(じぇいど)さんです! リアル過ぎるほどリアルな造形、画像多めでご紹介します。

まじまじ見ちゃう、リアルな海洋生物

まずはこちらを御覧ください、深海をゆっくりと泳ぐシーラカンス。暗い海でキラリと光るウロコや水の動き……

緻密な海洋生物を創り出すJadeさんは、もともと海が好きで、大学では海洋系の学科を学びました。本格的な知識が造形の緻密さを下支えしています。緻密な海洋生物は、型から完全オリジナル。大変な根気と熱意を感じます。

深海を切り取ったようなこの作品は手のひらサイズ。

「大量の原型と、シリコン型が資材棚を圧迫しています……。型に納得いかなければ、何度でも作り直すので、1年以上完成していない生き物も何種類か。別の作品を作るうちに、技術が追いついて作れることもあるので、焦らず温めています。

これで良しとするか、作り直すか迷うこともありますが、作り直して後悔したことはないので、さんざん迷ったときでも必ず作り直しています」

耳元で揺れる、リアルな海洋生物……!

そんなJadeさんが制作するアクセサリーは、もちろん海洋生物。クリオネのピアスは、ガバリと触手を広げてエサ(ミジンウキマイマイ)を捕食する瞬間です。

「生き物はデフォルメされていない生々しさを出したいんです。クリオネは可愛いイメージが定着しているので、ちょっとグロテスクな食事シーンをアクセサリーにしました」

耳元で本性を現す流氷の天使。クリオネの触手はバッカルコーンって名前です。
生タコピアス。フロントにはタコの目が。
「(Jadeさん)バックキャッチに足がついているのでお手持ちのピアスと組み合わせても使えます。使え……ます」

例のオープニングを再現!

Jadeさんが2018年の暮れにTwitterで発表した作品、見かけた方も多いのでは? 明けて2月には、リツイート9万5千超え、いいね30万超え、の大ヒット作です。東映の公式アカウントからも感謝のコメントが届きました。

「東映さんのオープニングは、今までより派手な荒波を作りたいと思ったことがきっかけでした。ロゴを入れる作業も初挑戦で、こういった自分のスキルの開拓ができるテーマは大好きです」

みなさんおなじみ、あのシーン
JadeさんのTwitterでは、制作過程もちょこっと紹介されています。

根気と観察! 水面の表現も見事

飲み物のミニチュアをはじめ、水の表現はレジンの得意とする分野です。多くの作家さんが水の表現に苦心するなか、Jadeさんの転機となった作品は口から水を出してエサを捕まえる『テッポウウオ』でした。

「今まで空気とレジンの境目を水面で表現する作品を多く見て、自分も作ってきたのですが、レジンとレジンの境目でそれを表現したことで水面の動きの自由度が一気に高まりました。東映オープニングの水しぶきにもつながっています。今後は生き物だけでなく、海洋環境を切り取ったようなリアルな表現ができるようになりたいです」

 

レジンとレジンの境目で水の動きを表現。これは発明では!

実物はイベントで!

実はJadeさんは普段は会社員。minneで販売もされていますが、即完売で量産も難しいため、作品はなかなかに入手困難。ですが! 「minne ハンドメイドマーケット2019」に出展が決まっています(3/31のみ)。なんと初のイベント出展、かつ、アクセサリー部門とのことなので、これはお迎えの大チャンスです。

最後に、緻密な表現をするためのコツを聞いてみました。

「作る生き物をよく観察することです。ダイビングや水族館で実物を見るのが理想ですが、最近はなかなか行けないので、動画や写真をくり返し見てから制作しています」

JadeさんのSNS
Twitter https://twitter.com/jad_ko

編集後記
これだけの緻密な表現をするには、テクニックだけではなく観察力も鍛えなくてはなりません。Jadeさんの作品を観察して、試行錯誤にめげず根気よく続けるのが、王道であり近道……と感じました。

この記事を書いた人

ときよし
銭湯と猫を愛するフリーエディター&ライター。
ハンドメイドとはとつぜん始めてとつぜん休む、そんな間柄です。
ワタシタイプが手を出したくなる記事を目標に、浅く広く、今日ものんびりやってます。
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