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【工作のグルメ】UVレジンと粘土で作るピェンロー鍋&スンドゥブチゲ

【工作のグルメ】UVレジンと粘土で作るピェンロー鍋&スンドゥブチゲ
この記事について
時間や社会に囚われず、幸福に空腹を満たしたい気持ちを抱えつつ、今日も自分勝手にミニチュアフードを作る。その行為こそが、工作人に与えられた最高の癒やしである。「工作のグルメ」、今回は冬にぴったりな鍋2種類にチャレンジ。

季節はすっかり冬

(BGMは「孤独のグルメ」でお願いします)
年が明けて冬もいよいよ本番。
ただでさえ出不精なのに、その上寒いのでますます外へ出たくなくなってしまう今日この頃。
たまに外に出た日には、何か温かいものでも食べて体の芯から温めなおしたくなる。
冬の温かい食べ物といえば、やはり鍋だろう。
調理器具がそのまま料理名になっているというのはよく考えれば不思議だが、それ故に懐が深いともいえる。

子供の頃などは、鍋の種類は少なく、何味にするか、具は何にするか、といった程度のものだった気がするが、現在は食文化が多様化して、様々な鍋が食べられるようになった。
食文化の発達というのは、まったくありがたいものである。

そんなことを考えていると、

腹が減った
腹が、

腹が減った
減った。

腹が減った

少し変わった鍋が食べたい

そうだ、鍋にしよう。
なに鍋がいいだろうか。
せっかくだから、少し変わった鍋が食べたい。

最近知った「ピェンロー鍋」はどうだろう。
干し椎茸で出汁をとり、白菜と豚肉、しらたきを入れて食べる中国料理がベースの鍋だ。
干し椎茸の風味に、とろとろに煮込んだ白菜。
うん、ピェンロー鍋、いいじゃないか。

ピェンロー

いや、むしろ辛い鍋もありだな。
例えば「スンドゥブチゲ」。
豆腐を使った韓国の辛い鍋だ。
寒いときにピリッと辛い鍋で、あえて汗をかく。
うん、スンドゥブチゲも、いいじゃないか。

スンドゥブ

ピェンロー鍋とスンドゥブチゲ、どっちも捨てがたい。
いっそ両方食べたい。

ピェンローとスンドゥブ

ではいただきます。
……って、小さいな!

ミニチュアフード「ピェンロー鍋」「スンドゥブチゲ」

今回作成するのは「ピェンロー鍋」と「スンドゥブチゲ」のミニチュアフード。
ミニチュアフード作りも3回目の今回は、鍋料理にチャレンジ。

まずは鍋を作る。
今回は石粉粘土を使用して、鍋の形を作る。
レジン用の半球のシリコン型の外側を利用して器の形を作り、取っ手をつけ、紙やすりで形を整えて塗装すれば鍋に。

鍋未塗装
鍋独特の厚みのある形ができた。

ピェンロー鍋の主役である白菜はひと工夫を。
オーブンシートの上に、樹脂粘土(モデナ)で棒状のものを作り、ある程度の薄さに伸ばして芯に。
その周りに着色した樹脂のペースト(モデナペースト)を薄く広げて乾燥させれば芯と葉ができる。

白菜未塗装
白菜の芯に近い部分、黄色っぽいところを再現してみる。

うまい具合にペーストの水分でオーブンシートにシワが入り、厚みが不均一になる上、白菜のシワも表現できる。
乾燥したらちょうどいい部分を切ったりちぎったりして使用する。

白菜
芯と葉がちゃんと分かれた白菜に。使用時はもう少し小さくカット。

しいたけはアクリルのパイプの先に丸めた樹脂粘土を押し付けて形を整え、固まったらパイプから外せばきのこの形に。

しいたけ成形
しいたけ成形中。パイプの太さや粘土の量で色々なきのこが作れそう。

傘の部分をこげ茶色のアクリル絵の具で塗装すればしいたけに。使用時は半分にカットした。

豚肉は、白く着色した樹脂粘土と、ややピンク色にした樹脂粘土をそれぞれ紐状に伸ばし、くっつけて平たく伸ばす。

豚肉
白い部分が油、薄いピンク色の部分が肉。

乾燥させると脂の部分と肉の部分に分かれた豚肉に。
適当なサイズにカットして使用。

豆腐
消しゴムが豆腐になるのでは? とひらめいたのが今回スンドゥブチゲを作ろうと思ったきっかけ。

スンドゥブチゲの主役、豆腐は消しゴムをカットして使用。
消しゴムの表面に粉がついているので水洗いした。

唐辛子
これだけで辛そうだけど、コルクの粉。

スンドゥブチゲのスープの中の粒子の表現は、コルクをやすりで粉にして赤く着色したもの。

スンドゥブチゲに入れる卵黄は樹脂粘土に黄色を混ぜて作成。ツヤがないがあとでUVレジンをかけるので大丈夫。
ネギは今までもやったように、ワイヤーに着色した樹脂粘土を巻いて、乾燥したらワイヤーを抜けば中空のネギになる。

鍋の中に樹脂粘土で上げ底をし、ベースとなる具材を木工用ボンドで貼り付けていく。

具材ベース配置
左がピェンロー鍋、右がスンドゥブチゲ。

ベースとなる具材の固定ができたら、スープとなるUVレジン液を流し込む。ピェンロー鍋のスープはUVレジン液を少し黄色っぽく着色したもの。スンドゥブチゲのスープは赤く着色したUVレジン液に、先程作った赤いパウダーを混ぜて流し込む。

一度UVライトを照射して硬化させ、バランスを取るために具材を足しつつ、UVレジン液を何度か塗布して硬化させたら完成。

スンドゥブチゲ、ピェンロー鍋
ピェンロー鍋(右)とスンドゥブチゲ(左)、完成!

ピェンロー鍋にはクリアファイルを切って作ったしらたきも入れてあるのだが、思ったより透明になってしまってほとんどわからない。
スンドゥブチゲはネギが少し大きかったか。青ネギの色も要研究。
今後の課題としたい。

スンドゥブとピェンロー
鍋の温かみみたいなものはどうやって出せばいいのだろうか。

具材に色々こだわって作ったものの、スープに沈んでしまうとほとんどわからないが、それはそれでよしとしよう。
使った材料は次のページで。

この記事を書いた人

松本ジュンイチロー
1981年生まれ杉並区在住。Webデザイナー。2015年頃より乙幡啓子さん・片桐仁さんの影響を受けて工作を始める。変なものを作ってブログ上で公開したり、各種コンテストに応募したりしている。好きな時代は縄文時代。
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