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【第3回】CADで編み図を描いてみよう~編み目記号の描き方・登録の仕方~(全4回)

【第3回】CADで編み図を描いてみよう~編み目記号の描き方・登録の仕方~(全4回)
この記事について
いよいよ「CADで編み図を描いてみよう」実践編のはじまりです。実際の画面を見ながら、まずはパーツとなる編み図記号の作り方を教えてもらいました。(Handful編集部)

編み図を描く準備とおまちかね読者さまプレゼント!

みなさん
前回まで編み図とはなんぞや?というお話でしたが、今回からいよいよ実践に入ります。
もうJWCADのインストールはされてますか?
まだのかたはこちらからどうぞ。
http://www.jwcad.net/download.htm

そして、こちらが予告してあった編み目記号、基本の「鎖編み」と「細編み」のプレゼントです。
こちらのデータを使いながら説明していきますので、是非ダウンロードしてくださいね。

読者さまプレゼントの編み目記号ダウンロード(605KB)

第1回、第2回をまだ読んでいないという方は、こちらもぜひご覧ください。
【第1回】CADで編み図を描いてみよう(全4回)~CADで編み図を描く理由と、準備するもの~
【第2回】CADで編み図を描いてみよう~編み図を描く前に、まずは読んでみる~(全4回)

また、この記事の最後に今回の作業の動画を掲載していますので、途中でつまづいてしまったときなどにご参考ください。

基本操作の説明、設定

1.編み目記号フォルダをコピーする

まずは編み目記号を任意のフォルダに格納します

JWCADのインストールができましたら、読者さまプレゼントの編み目記号をインストールしたJWWフォルダ(この場合はCドライブの直下)に、フォルダごと入れてください。

もし入らなかったら、どこでもいいのでご自分でファイルの置き場所が分かるところに入れてください。
では、JWCAD を立ち上げましょう!

2.画面の説明

立ち上げるとこのような画面になっています。

画面の色が白いと反射で目が疲れるので、私は黒に変更しています。(以下、背景色が黒の状態で進めます。)
もし、黒に変更したい場合は「メニュー→設定→基本設定」で変更できます。

「色・画面」タブの線色2を【255,255,255】、背景色を【0,0,0】に変更して、OKをクリック。
線の色が白、背景が黒に変更されました。

さあ、画面の説明です。

上部を「メニュー」 、左右「ツールバー」と呼びます

一番上の部分をメニュー、両サイドをツールバーといいます。
ツールバーのコマンドをクリックして操作します。
いろんなコマンドがありますが、今回使うのは「線、円、移動、複写、多角形、図形登録、図形読み込み」の7つです。

線・円・多角形:画面左側上部にあります。

複写・移動:画面左側真ん中にあります。

図形読み込み・図形登録:画面左側下部にあります。

3.マウスの設定

実はJWCAD、マウスの使い方が独特です。
初期設定のままだと、初心者さんには使いにくいものになっていますので、ここでは設定を変えて使いやすいようにします。
メニューの「設定→基本設定」をクリックします。

3-1) 「一般(1)」タブの「クロックメニューを使用しない」にチェックを入れます。
クロックメニューというのは、左ドラッグを使いこなすことでコマンドが画面上にでるという、JWCAD独特のマウス操作です。
これは初心者さんにはむずかしいので、使わなくてもできる方法でお話しします。

「一般(1)」タブのクロックメニューを使用しないにチェック

 

3-2)「 一般(2)」タブの「マウスホイール」の+か-にチェックを入れます。
これで、スクロールボタンをくりくりして画面の拡大、縮小ができます。

「 一般(2)」タブのマウスホイールの+か-にチェックを入れます

 

以上の設定ができたら「OK」をクリックして設定を保存してください。

4.マウスの基本操作

4-1)左クリック
通常、左クリックを使用します。ここでクリックというと、左クリックのことを指します。

4-2)右クリック
端点や交点を指示するときや、コマンドを確定する時に使用します。

4-3)スクロールボタン
画面の表示を大きくしたり小さくしたりする場合は、スクロールボタンをくりくりすることで表示が変わります。
作業中、必要に応じてくりくりしてください。

<画面の表示倍率>
画面右下にある「×(数字)」が画面の表示倍率です。 作成する図のサイズによって適正倍率は変わってきますので、描き始める前にスクロールボタンを調整して、画面の表示倍率を確認してみてくださいね。

編み目記号を作る

よく使う記号は「鎖編み」「細編み」「長編み」「引き抜き編み」の4種類です。
「鎖編み」と「細編み」は先ほど読者さまプレゼントでご用意したので、ここでは「長編み」と「引き抜き編み」を作ります。

「鎖編み」と「細編み」の編み目記号をまだダウンロードされていない方はこちらからどうぞ!

読者さまプレゼントの編み目記号ダウンロード(605KB)

長編みの作り方

1.足を描く
1-1)左ツールバーの【線】をクリック

1-2)任意の点(お好きな場所)をクリックし、メニューの下にある【水平・垂直】にチェックを入れ、【寸法】に30と入力し、任意の点(お好きな場所)でクリックする。
(30という数字の出し方=読者さまプレゼントの鎖編みの長さは10で作っています。長編みは鎖編みの3倍の長さなので、30とします。)

2.頭を描く
2-1)左ツールバーの【線】をクリックします。【寸法】に「10」と入力してから足の上端点を右クリックし、足よりも右側でクリックします。
(10という数字の出し方=読者さまプレゼントの鎖編みの幅を10で作っているので10とします。)※操作を間違えてしまった場合は左のツールバーにある「戻る」もしくはEscキーをクリックしてやり直しましょう。
※作業を確定したい場合は、ツールをもう一度クリックしましょう。

2-2【移動】をクリックする
2-1で描いた頭を囲って選択し、メニュー下の【選択確定】をクリック。
すると頭がマウスの動きと連動して移動ができるようになります。
選択した図形の中心が基点になっているので、そのまま左に動かし、足の上端点で右クリック。
(選択した状態で現れる水色の〇が基点です。)

3.斜め線を描く
3-1)ツールバーの【複写】クリックし、頭を選択します。

3-2)メニューにある「作図属性」の右隣りをクリックしてY方向(縦方向)に変え、マウスを下に動かします。バランスのいいところでクリックします。

3-3)ツールバーの【移動】をクリックします。3-2で描いた線を選択し、メニュー下の【選択確定】をクリックし回転に15と入力、足との交点で右クリックする。

これで編み目記号「長編み」の完成です!

引き抜き編みの作り方

1.円を描く
1-1)左ツールバーの【円】をクリックします。メニュー下の【半径】に2.5、【扁平率】に0.4と入力し、任意の点でクリックします。

1-2)左ツールバーの【多角形】をクリックし、メニューの【任意】をクリックします。

1-3)メニューの【ソリッド図形】にチェックを入れ、【円・連続線指示】をクリックします。1-1で描いた楕円をクリックすると、円の中が白く塗りつぶされます。

これで編み目記号「引き抜き編み」の完成です!

この記事を書いた人

横山千代子
山とヨガが好きな編み物作家・講師。
母親の影響で子供のころから編み物を始めました。モノづくりが好きで建築関係の仕事に就き、そこで得た経験を活かして編み物作家さんのためのCAD編み図レッスンを開催しています。

大人になってから始めた登山とヨガに編み物との共通点を見出したので、組み合わせて何かできないかと日々奮闘中。
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