
プランドプーリング、やってみた?
マルチカラーの糸1本を単調に編むだけでチェック模様が出てくる夢のような編み方、プランドプーリング。Planned pooling.
SNSでじわじわと人気が広がり2018年には雑誌で紹介されたりメーカーさんからキットが出たり、爆発的人気になりましたね。
過去の記事 → たった一本の糸で編む「プランドプーリング」の編み方解説~毛糸の色彩美に酔う~
応用編 → プランドプーリング応用編~切ったり縫ったりしてみよう!~
Handfulの記事でも上記二本で紹介させていただきましたが、今回はそこからさらに発展させて、たぶんまだ日本では試されていない模様をご紹介しちゃいますよ。
同じ糸、違う模様。
まずはこちらをご覧下さい。
同じ糸で編んだ編み地を2枚並べています。
ちょっと、かなり、違いますよね。でもどちらもプランドプーリングです。
なぜなら計画的に編んでいるから。
しかも左側のこの初めて見る模様、実は右側のアーガイルチェックより簡単かも知れないのです。
これはプラプーに挫折してる人にとっても朗報!
今までより簡単なプランドプーリング
では解説していきます。
こちらはいわゆるプランドプーリングの技法で編んだものです。アーガイルチェック。
(色のサイクル2回分を1段にしたものです)
詳しい編み方はこちらで → プランドプーリングの詳しい編み方
で、実はこれってややこしいんです。
色のサイクルを把握してそれを1段に設定し、色毎に目数を合わせて、色の出てくるタイミングを隔段ごとに1目ずらしていくことでチェック模様が生まれるのですが、模様が出てくるまでに苦労される方が多い。
そこでまず乱暴な提案です。
ずらすのやめてまっすぐ編まない?
簡単に3色で説明しますが、A色が5目、B色が5目、C色が5目のタイミングで出てくる糸だったとして、
1段の目数を、5目+5目+5目-1目=14目にすることで、1目ずつ色の出方をずらしていくとアーガイルチェックになります。
そこをあえて、ずらさない!
5目+5目+5目=15目!!!
ただまっすぐに、愚直に、足しも引きもせず、ずらしもせずにマルチカラーの糸を決まった目数で編んでいくと、まっすぐの模様が出てきます。
つまりストライプ!
こんな模様になっちゃって「あ~うまくいかない~」って思った人いませんか?
いいんです!それを生かしていきましょう!
このままでもいいのですが、より面白くしたいのならここからです。
お好みの高さまでストライプを編んで、そのあと1色分の糸を飛ばしました。
したがって模様も1色分ざっくりずれることになります。
余った糸は休めておきます。
くり返していくとこうなります。今回は8段編んだら糸を飛ばすことをくり返しました。
チェックじゃないんだけどチェックのようで、こういう模様はなんて言うんですか?教えて詳しい人!
横にピロピロしてる余った糸ですが、
余った糸を編みくるみながら縁編みしてしまえば気になりませんし、この編み地を元になにか作品を作るならその際にごまかしていくことも可能。もちろん細かく糸始末していったっていいんです。
(始末せずにギリギリのところで切っちゃうのはおすすめしません)
はじめにお見せしたコロポックル〈マルチカラー〉No.107と比べ、No.113の方が正方形の集まりのようになりました。
これは各色の長さがほぼ同じ糸だったからです。
同じブランドの糸だったとしても配色パターンが違うとまっすぐ編んでも模様が変わってくるようです。
さらに発見したのですが、