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【第2回】CADで編み図を描いてみよう~編み図を描く前に、まずは読んでみる~(全4回)

実際に編み図を読んでみる

編み目記号だけでは編み図は描けないし、読めません。
そこで、実際に編み図を見ながら編み目記号以外にどんな決まりがあるか、お話しします。

平編みの編み図

平編みは左右に往復をしながら平面状に編む方法です。
コースターやランチョンマットなどの1枚の平らなアイテムは基本的にこの編み方を使います。

a. 平編みは鎖編みの「作り目(土台となる目)」をするので、最下段は鎖編みになります。これは1段に数えません。

b. 編み始めるスタートの位置を「編み始め」と記入します。上図の場合は、左下の「b」部分になります。

c. 偶数段は編地を裏返して編むので、立ち上がりの鎖編みが奇数段と左右反対になります。

d. 基本的に編み図の下から上に向かって編み進めます。編み終わりは引き抜き編みして留めるので、最終段の上端にちょこんと引き抜き編みの記号を入れます。

※右側の数字は段数を表しています。

円編みの編み図

丸く編むことを円編みといい、増し目(目の数を増やすこと)をしながら編みます。丸いコースターやバッグの底などに使われます。

a. 中心が作り目(編み始め)になっていて、ぐるぐると周回するように外側に向かって編んでいきます。作り目は毛糸を輪っかにしてから編むことが多く、円の中心に「わ」と書きます。円編みの場合は、この「わ」から編み始めます。

b. 編む方向は反時計回りです。

c. 段の最初は立ち上がりの鎖編み(図中の赤い◯の部分)、最後は引き抜き編みです。

※立ち上がり目の右横の数字は段数を表しています。

輪編み(筒編み)の編み図

バッグの側面など、円筒状に編むことを輪編み(筒編み)といいます。
底は円編みで円状に編み、筒の部分は増し目せずに編みます。
編み始めは、こちらの編み図の場合は、円編みの「わ」になります。

a. 筒状の部分は筒を開いたような展開図で描きます。

b. 立ち上がり鎖目の左側から編んでいきます。特に指示がなければ、ずっと同じ向きで編むことになります。

c. 左端の21目まで編んだら、編み図右端の22目に移り、36目まで編みます。

次回はいよいよ実践です!

編み図の読み方、描き方をざっとお話しましたが、いかがでしたでしょうか?

お待たせしました!
次回はいよいよCADで編み図を描く方法をお伝えします。

できれば、次回までに手描きで何か編み図を描いてみてはいかがでしょうか?
まず手で描いてみると、CADとの違いがよくわかると思います。

次回、読者プレゼントとして編み目記号を2つ無料でダウンロードできますので、すぐに実践できるようになっています。

ではお楽しみに!

【第1回】CADで編み図を描いてみよう(全4回)~CADで編み図を描く理由と、準備するもの~

編集後記
難しいんでしょと距離を置かれがちな編み図ですが、読み方のコツを数点おさえてしまえばどんな編み図も簡単に読む事ができます。日本独自に進化した「編み図」はなかなか優秀なんですよ。(Handful編集部)

この記事を書いた人

横山千代子
山とヨガが好きな編み物作家・講師。
母親の影響で子供のころから編み物を始めました。モノづくりが好きで建築関係の仕事に就き、そこで得た経験を活かして編み物作家さんのためのCAD編み図レッスンを開催しています。

大人になってから始めた登山とヨガに編み物との共通点を見出したので、組み合わせて何かできないかと日々奮闘中。
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