Handful[ハンドフル]|ハンドメイド・手芸・アクセサリー・DIY等のアイデアや作り方情報サイト。

作家さんの「七つ道具」見せてください!〜羊毛フェルト作家 のそ子さん編〜

細かいところの接着はコレ

愛用のボンドはこれですか?極細ノズルって書いてある。
どのあたりに使います?

「目です。目はビーズか、山高ボタン…山高ボタンって言わないですか?糸で縫いとめるタイプの短い脚がついてるアニマルアイなんですけど、そのあたりを使います。
ワッシャーで留めるアニマルアイほどの脚の長さはいらないんだけど短い脚の引っ掛かりは必要で、目の位置に穴を開けて脚を差します。
その時に穴に接着剤を入れるんですが、この極細ノズルの細さが差し込みやすくて最高なんです。」

この細さが最高。KAWAGUCHIの極細ノズル手芸用ボンド。(現行品はパッケージデザインが変わったみたいです)

 

かなり小さい目の場合もありますもんね。はみ出したら大変。
ボンドの中身は白いやつですか?木工用ボンド系?

「白いやつですね。私は大抵まぶたを作るので、更にまぶたで周りもガードして落下を防ぎます。まぶたもめちゃめちゃ刺し固めるからガッチリ留まりますよ。」

まぶたを作ると自然でリアルな表情になりますよね。それが落下防止にもなっているんですね。

このサイズこの形がイイ、ハサミとペンチ

はさみは小型のものですね。

「クロバーの『カットワークはさみ115』です。
植毛部分の仕上げのカットや、先が鋭いのでさっきのようなアイを差し込むために穴をあけるのにも便利です!」

カットワークはさみ115の名の通り長さは11.5cm。刃先が尖っていて刃が厚く丈夫なのが特徴。

 

これも先の細さがポイントなんですね。目打ち代わりにもなるとは。
クロバーのカットワークはさみ、私も細かいパーツの裁断用に使ってます。この刃先の細さは小回り利いていいですよね。

ペンチは何に使うんですか?芯にするワイヤーですか?

柔らかい印象の羊毛フェルトにもペンチを使う部分があります。

 

「そうです。ワイヤーを切ったり曲げたりする時ですね。
芯にするワイヤーはモールを使うんです。ケバケバしてるから羊毛が絡みやすくて食いつきがいいです。
あとはアイパーツの足が長すぎる時に切ったりもします。」

モールですか、なるほど!毛と毛が絡んでずれないですね!

この日一番のこだわりアイテム

では最後にこちらのピンセットのことを聞かせてください。

「はい。ピンセット…なんですけど、これは実は毛抜きです。羊毛はピンセットよりも毛抜きがいいんです。毛だけに。」

ピンセットじゃないんだ!ホントだ、これ毛抜きだ!

毛だけに毛抜き!

 

「そう。美容用品のやつです。これは結構使ってます。今日一番のこだわり。
いろんな毛をいじってると他の色の毛が混入しちゃうことがあって、それをピンポイントで取るのにアテニアの毛抜きがめっちゃいいんです。」

美容用品の、眉毛とかを抜く毛抜きですね!
アテニアの毛抜き、今検索したら美容用品としての口コミ評価がすごくいいじゃないですか。

「ふふふ。この先端のぴったり合うのを見てください。」

全くズレなし隙間なし。ピシーーーーッ

 

「ピンセットは先が細いからターゲットに狙いを定めるのが大変だけど、これは面が広いから毛を逃しません。かすみ目でも大丈夫。
この面は斜めになってるから角は細い先端としても使えます。」

この先の合わせはすごい。指置き場があるのもいいですね。

「そう。グリップ力があってホールド感も最高。
もう5年以上使ってます。なくなると嫌だから三本持ってる。リピ確定です。」

のそ子さんの熱い語りに全員たまらず、「買います!」「ほしい!」「どこで買えるんですか?!」と大興奮。
アテニアの通販か実店舗で購入できるそうです。
制作用にも欲しいけど、これは普通に眉毛を抜く用にも別でほしくなっちゃいますね。

熱くなりすぎたので最後にクールダウン。おつかれさまでした!

 

今回も素晴らしいこだわりの道具がたくさん見れました。
のそ子さん、ありがとうございました!

のそ子さんのSNSと作品リンク
Flickr https://www.flickr.com/photos/nosonoso
Twitter https://twitter.com/nosonoso

書籍
最新著作「クリアファイルの切り抜き型で作る羊毛フェルト動物ブローチ」(講談社)
“本書は立体の要である骨格や肉付け(土台)を、クリアファイルに型紙を写してくりぬき、羊毛を刺しつける“ステンシル”方式で行うため、レシピの再現性が高い特長があります。”(概要より)

「羊毛フェルトのふわふわブローチ」(文化出版局)
「羊毛フェルトでつくる ふわふわイヌ・ネコ:プチハンドメイド02」(学研ムック)

編集後記
この表現がしたいから、この形を追求したいから、といった作品へのこだわりが、やはり道具に反映されるものですね。
今回も有意義で楽しい話がたくさん聞けました。
次回はテクノ手芸部よしだともふみさんの道具インタビューの予定です。
お楽しみに!

この記事を書いた人

せこなお
キャラクター商品のぬいぐるみ原型を多数手がけるぬいぐるみデザイナー及びパタンナー。 ぬいぐるみ原型では、三井住友銀行公式キャラクター「ミドすけ」ぬいぐるみ、「こぐまのケーキ屋さん」ぬいぐるみ、映画「海猿」グッズ用キャラクターデザイン、など。 オリジナルの雑貨企画制作でも布モノが得意。 http://sekonao.com
投稿記事:4

関連記事