
ジャケ買い上等
ドーナツ、マフィン、カラフルケーキ、ミルキーベビーキャンディ、おじいちゃんの笑顔。
これら、なんだかわかります?
どれも甘くてハッピーな感じ、なんのことかわからなくてもちょっとほっこりしますよね。
そう、全部、毛糸の名前なんです。
ハマナカ ドーナツ
ダイヤ毛糸 ダイヤマフィン
ユザワヤ ワールドフェスタ カラフルケーキ
オリムパス ミルキーベビーキャンディ
オパール おじいちゃんの笑顔
メリノとかアルパカとかモヘアだジュートだコットンだ、商品を構成している主要繊維の種類でネーミングされることの多い毛糸ですが、イメージ第一主義で名前を付けられた毛糸も実はたくさんあって、探してみると楽しいもの。
ベビー用品を作るならつい「○○ベビー」って名前の毛糸を選んじゃいますよね。
きっと赤ちゃんのお肌にも優しいはず、って思っちゃいますよね。
で、ワタクシ今回見つけてしまったんです。。。
ウミウシという名の毛糸
そこは初秋の東京、浅草橋。
以前Handfulでもご紹介したことのある、毛糸のワンダーランド、Keito。
浅草橋の毛糸専門店「Keito」は編み物のワンダーランド!初心者も編み物がしたくなる
都外在住の筆者がわざわざ実店舗まで足を運んでしまったのは、とある毛糸が新発売されたと知ったから。
その名は、ウミウシ。(まずは耳を疑ったよね。)
Keitoさんは店舗全体がそりゃあもう素敵なのですが、そんな情報は先述のリンク先にお任せするとして、
ウミウシですよ、ウミウシ!
海に棲む貝の仲間。その豊かな色彩や優美な形態でダイバーを始め多くの人を魅了して止まない生き物です。
とりあえず、買っちゃうよね。
とりあえず、カセを巻きにしてもらっちゃうよね。
とりあえず、おうちに帰っても撮影会しちゃうよね。
この時点ですでに幸せ。
はっきり言いましょう。今回は確実に、名前だけでこの毛糸を買いました。
ウミウシ作家として
くどいようですが、ぽぽぽ本舗はあみぐるみを編んでいます。
なかでも海産物を得意としており、ウミウシあみぐるみにかけては一家言あります。
今まで編んだウミウシの種類は(数えたことないけど)ざっと40種類以上、その数は(数えたことないけど)軽く200匹を超えています。
押しも押されぬ(誰も押さない)ウミウシあみぐるみ作家の身から言わせて頂くとですね、
このウミウシ毛糸、イメージ戦略が過ぎる!
ウミウシみたいに甘いの?(実際は毒です)
ウミウシに着せたい糸なの?(海洋生物です)
ウミウシを連れてる気分になれるの?(連れ歩きたい人はいそう)
ウミウシみたいな色なの?
すんげー考えたんです。ウミウシという名の毛糸が出ると知って。
すべてのカラーをチェックして、この色はどのウミウシをイメージしたものなんだろうと思いを馳せたんです。
編んでもみたんです。
でもさ、これでウミウシ作れないじゃん!
ウミウシ毛糸使ってもウミウシ編めないじゃん!
ウミウシってたしかにカラフルだけど1匹の中にいろんな色が混在してるんじゃなくて、もっとそれぞれにテーマがあるというか暖色系の子も寒色系の子もたおやかな子も派手やかな子も地味目な子もいてですね、全体のイメージとしてはガチャガチャしてるかもしれないですが種類毎にはそんなことないんですちょっと1本の糸に色を入れすぎだと思うんですどの色がどのウミウシを表現しているのかがわからな…
…はい、ウザいですね。
やってみないとわからないですよね。やってみました。