
多方面で活躍する4人の作家さんにお集まりいただき、お気に入りの「七つ道具」を見せていただくシリーズの2回目。
素晴らしい作品を生み出すその手の延長とも言える道具。どんなものを選びどう使っている?
個性的な作品を作る方々だからこその創意工夫をじっくりご紹介します!
見出し
4人の豪華な作家さん達が集まってくれました!
「あなたの七つ道具を見せてください!」
筆者の私的な好奇心からの呼びかけだったのですが、ありがたいことに仲良しの作家さん4人が快く集まってくださいました。
一回目のぬいぐるみ作家のミヤタケイコさんへのインタビューに続き、今回ご紹介するのは・・・?
刺繍作家の小菅くみさん
七つ道具インタビュー2回目は、刺繍作家の小菅くみさんです。
小菅くみさんは、刺繍ブランド〈EHEHE(エヘヘ)〉
2匹の猫たちと暮らしている小菅さん。
飼い主のオーダーを受けて作る猫作品や、猫好きクリエイターたちによって制作されている
また、ほぼ日刊イトイ新聞の“感じるジャム”シリーズでは、ジャムのレシピ製作を担当しています。
まずは小菅さんの作品をご覧ください。
いかがでしょう、繊細で味わい深い刺繍作品の数々。
モチーフの組み合わせがユニークですが、どれも小菅さんが本当に好きなものへの優しさと愛情をギュッと詰め込んでいることが伝わってきます。
では、道具を通してそんな作品作りの秘密の一端を覗いてみましょう。
手刺繍ならではの道具、刺繍枠
テーブルに広げていただいた中でひときわ目を引くのは、やはり刺繍枠。
手刺繍ならではの温かみを感じる道具です。
素材は木ですか?
「日本製のものは木ですね。中国製のは竹とか。
プラスチックのものもあるけど私は持ってないです。家に置いておく時に木の方が雰囲気が好きだからというだけなんですけど。プラスチックのものはフックが付いていてそのまま壁に飾れるものもありますね。」
部屋のインテリアに合うものだとすぐ手に取れるところに置けますね。
むしろこれなら積極的に置きたい。刺繍枠がある部屋かわいいなあ。
この日もインタビューの合間に作品を刺していた小菅さん。
生活の中に刺繍が溶け込んでいるのが窺われます。
色々なサイズがありますね。
「一番小さいので7cm、大きいのが26cm。
これはクローバーのもので、日本製は小さいものは10cmまでですね。それより小さいのは海外製です。」
様々な作品に対応できるよう枠のサイズもたくさん用意がある様子。
こんなものも見せていただきました。
「これは2.5cm。人形用の小道具なんです。一応やってみたら布を挟めたんですけどさすがにしっかりとはとまらなかったです。」と笑っていましたが、知らないサイズがあったら挑戦しちゃうのがさすが。