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【ワークショップハンター】羊毛フェルトでようこそ縄文時代!

羊毛フェルトで何を作る?

羊毛フェルト体験レッスンで、基本の作り方がわかりました。
応用して、オリジナルの作品を作ってみることにします。
モチーフは何にしましょうか。

ところで私、プロフィールにも書いているのですが、実は縄文時代が好きでして、今までに縄文モチーフの作品(主に粘土)をいくつか作っています。
しかも今年2018年は東京国立博物館で「特別展『縄文-1万年の美の鼓動』」が開催されるなど、縄文的にアツい年なのです。
縄文好きとしてはやはり、羊毛フェルトで縄文モチーフのものを作るしかないでしょう。

そこで今回は、一番有名であろう、「遮光器土偶」を羊毛フェルトで作ってみることにします。
遮光器土偶は、一度は教科書でみたことがあるであろう、遮光器(イヌイットが雪に反射する光から目を守るために使うゴーグル)のような目が特徴の土偶。
土偶は縄文時代に作られた素焼きの人形。祈りのために作られたとされています。

遮光器土偶
遮光器土偶。「特別展『縄文-1万年の美の鼓動』」図録より。

まさかの土偶かぶり

羊毛フェルトで土偶を作ろう! と決めて、材料を揃え、毎晩ちくちくちくちく刺していき、遮光器土偶がようやく完成したんですよ。
完成した羊毛フェルトの遮光器土偶を、編集担当に見せて「可愛いですね」なんて言われて喜びつつ、じゃあこれで記事にします、と連絡した、まさにその当日のことでした。

当サイトでもインタビューしている、光浦靖子さん率いる「ブッス!手芸部」さんとまさかのネタかぶり。しかもさすが光浦さん、すごいクオリティ!
さらにその翌日には、

遮光器土偶まで。もうダメだ。光浦靖子さんに勝てるわけがない……
光浦さん、NHKで放送した縄文がテーマの番組への出演に合わせて羊毛フェルトの土偶を作成されたようです。

わかった、じゃあ縄文土器も作るよ

しかし、縄文好きとしては今さら引き下がれません。もう作っちゃったし。
わかりました。縄文土器も作りましょう。
ということで、土偶に加え、縄文土器も羊毛フェルトで作ることにしました。

気を取り直して、土偶づくりから振り返っていきます。
土台はこけし作りで学んだように、単純な形のパーツを作って合体させるという方法で作りました。

土偶パーツ
頭、胸、腰、手足のパーツを作り、刺して合体させます。バランスが悪くて何度かやり直しました。

土台ができたら地肌の色となる羊毛で覆って刺していきます。今回はベージュにしてみました。
遮光器土偶の特徴的な目や体の模様は糸状にした羊毛を刺してくっつけました。もう1色入れたかったので差し色にグレーを入れたら完成。しっかりしたつくりにしたかったので多めに刺して固く作りました。

羊毛土偶完成
羊毛フェルトの遮光器土偶完成です。
羊毛土偶後ろ
後ろ姿。佇まいが可愛くないですか?

自分で言うのもなんですが、可愛いですよね!
さて、次は縄文土器を作りますよ。モチーフはやっぱり有名どころで、国宝にもなっている火焔型土器にします。

火焔型土器
モチーフとする火焔型土器。「特別展『縄文-1万年の美の鼓動』」図録より。

火焔型土器は、鶏頭冠突起といわれる特徴的な突起やギザギザの縁、渦を巻いた胴体の模様などが特徴の縄文土器。どこまで表現できるでしょうか。

胴体は下部と上部で別々に土台を作りました。上部は筒を作って片側をすぼめてお椀型に、下部は棒状に作り、くっつけました。写真を取り忘れていたことにあとで気づいたのですが……それくらい作業に夢中になるのが羊毛フェルト、ということで。

羊毛鶏頭冠突起
鶏頭冠突起。これを4つ作らねば。

次は鶏頭冠突起を作ります。これも棒状のものを組み合わせて作りました。
薄いものを作るときは、ダンボールに挟んで隙間から刺していって輪郭を整えます。指でやってもいいのですが、ニードルが指に刺さるととても痛いのです。

羊毛土器模様入れ前
鶏頭冠突起を本体にくっつけました。

縁についているギザギザの表現は大きさの都合上、今回は諦めました。細かすぎてどうやっていいのかわかりませんでした。
模様は土偶でやったように糸状にした羊毛を刺してつけました。全体を整えたら火焔型土器の完成です。

羊毛土器完成
羊毛フェルトの火焔型土器。

この記事を書いた人

松本ジュンイチロー
1981年生まれ杉並区在住。Webデザイナー。2015年頃より乙幡啓子さん・片桐仁さんの影響を受けて工作を始める。変なものを作ってブログ上で公開したり、各種コンテストに応募したりしている。好きな時代は縄文時代。
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