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【音楽×ハンドメイド】平和・癒しの楽器「水カンリンバ」制作活動をしている中村美香さんご紹介

【音楽×ハンドメイド】平和・癒しの楽器「水カンリンバ」制作活動をしている中村美香さんご紹介
この記事について
「水カンリンバ」は、空き缶で作れるのに、とっても癒される平和の音がする楽器です。楽器を作るという発想がなかったのですが、手作り楽器は人気が高めでお子さまにも人気。「水カンリンバ」のルーツを含めどんな楽器なのかを探るべく、手仕事=ハンドメイドが大好きという音楽奏者の中村美香さんにお話をうかがってきました。

「水カンリンバ」ってどんなもの

水カンリンバって一体どんな楽器だと思いますか⁉ まずは、こちらの動画をご覧になってみてください!

水カンリンバは、旅の音楽家・丸山祐一郎(通称マリオさん)が、レインスティックとカリンバという楽器をヒントに考案した楽器です。空き缶の中にきれいなお水を入れて、カリンバという楽器のように演奏するので、「水カンリンバ」と名付けたそうです。
空き缶とお水で作れるのですが、とってもきれいな音がするんです。
作り方さえ覚えてしまえば、自宅でご自分でも作れるのですが、マリオさんのこだわりは、ワークを開催する土地のきれいな水とマリオさんのふるさとの水と世界の水を合わせた「合わせ水」で、水カンリンバを作ります。

右の長細い楽器=レインステック 左奥の丸い楽器=カンリンバ 真ん中=ライアー

合わせ水というのは、ハワイから四国にもたらされたそうです。マリオさんの友人で平和の植樹をしている冒険家の中添さんが、世界を旅しながら合わせ水をしたボトルをマリオさんが譲り受け、その後、マリオさんも合わせ水をしながら日本を旅し、そのボトルの水を水カンリンバ制作の時に使用しています。ワークショップでは、その「合わせ水」で作ることができるのです。

【マリオさんからのメッセージ抜粋】
合わせ水は、「地球の血液であるきれいな水を合わせることにより、地球がきれいに浄化されていく」というハワイの古い原住民の教えです。
この合わせ水には、フランスのルルドの泉、南極の水、富士吉田の湧水、屋久島縄文水など、みんなのふるさとのお水が手をつないでいるのです。これだけで、この中に平和が見えてくる感じがしませんか?
ハワイからきた一つの水の想いは、必ず地球に届き、百年先まで届くと信じています。本当に大切なものを次の世代にバトンを渡して欲しいと心から願います。
水カンリンバの平和のバトンが百年後の君にまで届きますように……

百年後の君のピンクの水カンリンバはマリオさんのワークショップで制作したもの

「水カンリンバ」との出会いやワークショップをするようになったきっかけ

—水カンリンバをどのようにして知ったのでしょうか。

5年ほど前位、病気で薬の副作用から生活もままならない時期があったのですが、その時に、ライアーという楽器と出会い、「ライアーを作ってみたい」という気持ちから生きる希望が湧いてきました。
そのライアー作りを教えて下さった方が、水カンリンバも持っていて、音を聞いたらとっても素敵で作りたい!と思いました。また、マリオさんの想いに大変共感したので、マリオさんの東京のワークショップに参加しました。

そして、ライアーを演奏する機会が増え、演奏会の時に水カンリンバも一緒に使用するようになった所、「それは何ですか?」とか「その音すごくいいですね」と言っていただき、「作れるんですよ」と話すと、「作って欲しい、作りたい」というご要望があって、ワークショップを開催するようになりました。

—教えようと思っていたわけではないのですね。

そうですね。最初は教えようとは思っていませんでした。欲しいという方に、私が作って差し上げていました。そのうち、作りたいというご要望がたくさんあって、ワークショップを開催するようになりました。
これまで、ピアノの生徒さんとお母様やヨガインストラクターさん、発達支援学級など、たくさんの方と水カンリンバ作りをしてきました。

美香さん愛用の水カンリンバ

 

—ポコポコという音が本当にステキでとっても癒されますよね。作りたくなる気持ちがわかります。

そうですね。私は、捨ててしまわれる物を活かすという発想が好きなので、捨ててしまう空き缶とお水でこんなにステキな楽器が作れるんだ!と大変感動しました。
水カンリンバに使用する空き缶はスチール缶で、裏が白い缶はNGなのですが、そのスチール缶の素材が、今後はなくなってしまうようなので、水カンリンバを作れるのも今だけになってしまうかもしれません。
ワークショップの時には、そんな話や資源の大切さもお伝えすると、空き缶に興味を持ってくださる方もいらっしゃいます。
また、普段の暮らしの中では、当たり前のように水道から水がでてきますが、世界をつなぐ貴重なお水とお伝えすると、皆さん、それはそれは丁寧にお水を扱いながら、水カンリンバを作っています。

—行ったことがない場所のお水と聞くと、やっぱり貴重だなって思いますよね。

合わせ水の話を聞くと優しい気持ちになったりますよね。直接的には関係ないかもしれませんが、そんな優しい気持ちの人が増えると戦争も起きないかもしれないし、平和になって欲しいなというマリオさんの想いがあって、そんな想いが込められた楽器だということをお伝えしています。
空き缶とお水があれば家でも作れますが、水カンリンバがどういう楽器なのか、合わせ水ってどんなものなのかを知って作ると、自分の水カンリンバも愛おしく感じてくると思います。
水カンリンバを作った人がその想いに共感して、また誰かに伝えてくれて、人から人へ受け継がれ水カンリンバを持っている人が増えていって欲しいです。

時間を忘れるほど楽しい!水カンリンバ制作の手順は?

 (用意するもの)
スチール缶 4つ
クラフトハサミ、ラジヲペンチ、ビニールテープ、
木工用ボンド、和紙や布など
※空き缶は臭いが残らないように洗って乾かす

缶を4本をつなぎ、内側の2本の缶の部分に水を入れ接続します。
両端の缶は、指ではじいて音を出す鍵盤部分になるので、ペンチで切って鍵盤を作ります。
水の缶の部分と鍵盤部分を接続し、和紙や布などで表面を飾りつけして完成です!
と簡単に説明しましたが、水がこぼれないかな…と心配になるので、つなぎ合わせるまで慎重にていねいに作業することになります。(作り終わるまで、だいたい3時間位)

鍵盤部分をペンチで切って作ります
鍵盤できました
水を入れて、4つの空き缶をつなぎ合わせます
つなぎ目に防水テープをまく

4つ全部接続できたら、飾り付けをしていきます!
飾り付けは、用意した材料からご自分の好きな物で装飾できますよ。
材料はご用意してくださいますが、自分の好きな物を持参しても良いそうです。

どんな感じにしようかなと考える時間が楽しいですね

飾り付けは、皆さん夢中になって楽しんでいます。
大人は童心に返って、時間を忘れて没頭する時間です(笑)

できあがるとこんな感じ。私の水カンリンバ

家に帰ってから、また、飾りを増やしてもいいですし、自分で好きなようにカスタマイズできるので、
作って終わりではない所も楽しみの一つ。
気づいたら2~3時間位、飾り付けに没頭してしまう方もいるそうです。

これまで作られた方の作品。一つとして同じものはありません

作った後は、水カンリンバの音を感じて楽しんでください!

この記事を書いた人

みわ あずみ
編集・ライター。東京都葛飾区在住。
不器用だけどハンドメイドにチャレンジしたい!
私のようにハンドメイドは好きだけど、自分には難しい…と
思っているような方にも手づくりの良さを伝えていきたいです。
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