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【奥山佳恵さん直撃インタビュー】みんなを笑顔にするぬいぐるみ「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」とは?

【奥山佳恵さん直撃インタビュー】みんなを笑顔にするぬいぐるみ「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」とは?
この記事について
「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」に参加している奥山佳恵さん。手作りのぬいぐるみを世界中の子供たちに贈るというこのプロジェクトについて、そして手作りとの関わりについて、東京ビッグサイトで開催された日本ホビーショーの会場でお話をうかがってきました。

「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」とは?

「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」は、通信販売会社の株式会社フェリシモが運営しています。阪神淡路大震災をきっかけに、「好きな手づくりで世界中の子どもたちを笑顔にしたい」との思いで1997年に始まった活動で、「パッチワーク」と「かぎ針編み」のぬいぐるみを作って、世界中の子どもたちに贈るというプロジェクトです。
「第42回 2018日本ホビーショー」では、「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」で作られたぬいぐるみの展示とワークショップが開催されていました。

ハッピートイズプロジェクトブース
プロジェクト参加者によって制作された2017年のキャラクター「明るいワンちゃん」が勢揃い!

フェリシモでは毎年、その年のキャラクターを決め、「パッチワーク」と「かぎ針編み」のぬいぐるみの型紙と編み図を販売しています。お気に入りの布や糸を使って作られたぬいぐるみは「笑顔の親善大使」として、世界中に旅立って行きます。

2017年のテーマは「明るいワンちゃん」。2018年は「愛くるしいパンダくん」。2018年で22年目になるこちらのプロジェクトで、現在まで57,000体以上のハッピートイズが世界中の子供たちに寄贈されているそう!
今回インタビューさせていただいた奥山佳恵(おくやま よしえ)さんは、この「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」に、2009年から参加されています。

ワークショップ看板
奥山佳恵さんとパンダのぬいぐるみを作るワークショップ! 面白そう。

ワークショップスペースでは、奥山佳恵さんとスタッフさんの指導による、パンダのぬいぐるみ作りの真っ最中。笑顔で指導する奥山さん。参加者のみなさんも楽しそうです!

ワークショップ中の奥山さん。ワークショップが終わったあとも、握手や写真をお願いする参加者の皆さんに丁寧に対応していらっしゃいました。

ワークショップが終わったあと、奥山佳恵さんにインタビューするお時間をいただきましたよ。

子育ての合間の手作りが生きている実感を教えてくれた

―手作りは昔からお好きだったのでしょうか?

奥山佳恵さん(以下略):そうです! 昔から好きでした。独身時代は、趣味で洋服のリメイクをやっていました。でも手作りの素晴らしさに気づいたのはやっぱり、子供が出来てからですね。
自分で言うのもなんですけど、私、育児が下手なんです。子供を育てるってこんなに自分の時間がなくなるんだ、と愕然としてたんですが、たまたま子供が寝ているわずかな時間に、ふと思いついてよだれかけを作ってみたんです。
それが出来上がった時に、かけた時間がそのまま形になって出来上がるということがこんなに素晴らしいんだ、って感激しちゃったんですね。生きている実感が湧いたんです。
それからは、時間が少しでもできるごとに何かを作って、その度に生きていることを実感してきました。

奥山さんインタビュー中
手作りによって生きている実感が湧いてきた、と笑顔で語る奥山さん。

―例えばどういったものを作ったのでしょうか?

作ったものが形になる、ということが大事なので、子供のために使うものを作っていきました。作っていくうちにだんだん慣れてきて、よだれかけから始まり、ズボンを作り、キャスケットまで作れるようになったんですよ!

「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」との運命の出会い

―どんどん技術が向上していったんですね。そんな奥山さんが「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」に参加するようになったきっかけを教えてください。

ずっと子供服を中心に作っていたんですけど、9年前にフェリシモさんからの取材を受けたのがきっかけでこのプロジェクトを知りました。
このプロジェクトを知った時に、運命の出会いを感じたんです。「私の好きなものが全て集約されている!」って。まず、先程お伝えしたように時間が形になるということ。それに私は、独身時代からずっと、世界中の子供達が笑顔になったらいいな、と漠然と考えていたんです。
またタイミングもちょうどよかったんですね。息子が小学1年生になって、子育てが一段落したタイミングでお話を頂いたので、全てが重なって、まさに奇跡だって思いました。
本当に素敵なプロジェクトだから「ぜひやりたい」と思ったので、人生で初めて企画書を書いたんですよ!

ぬいぐるみ
奥山さん作のぬいぐるみ。腕につけたニコニコマークの針山もかわいいですね。

―自ら企画書を!

ちょうど学校で企画を募集しているというプリントを息子がもらってきたので、生まれて初めて企画書を手書きで書いて、PTA会長さんにFAXを送ったら、企画が通ったんです。
それ以来、今でも学校でこのプロジェクトを続けています。私自身は第二子が出来て少しの間離れていたんですが、その間に続けてくれる人が出てきてくれて、この春に第二子が小学校に入学したので、また携われることになりました。
この学校からは毎年70体くらいのぬいぐるみが、世界中の、貧しくてぬいぐるみが買えない子供達に贈られているんです。学校以外でも、フェリシモさんのプロデュースでワークショップをやらせてもらうようにもなりました。

ぬいぐるみたち
「フェリシモ ハッピートイズプロジェクト」で作られたそれぞれ個性的でかわいいぬいぐるみたち。

この記事を書いた人

松本ジュンイチロー
1981年生まれ杉並区在住。Webデザイナー。2015年頃より乙幡啓子さん・片桐仁さんの影響を受けて工作を始める。変なものを作ってブログ上で公開したり、各種コンテストに応募したりしている。好きな時代は縄文時代。
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