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【ハンドメイドOKカフェvol.4】見た目とんかつ屋⁈東京・椎名町の「シーナと一平」には日常にミシンが溶け込む風景がある

【ハンドメイドOKカフェvol.4】見た目とんかつ屋⁈東京・椎名町の「シーナと一平」には日常にミシンが溶け込む風景がある
記事について
ハンドメイドしてもOK!というカフェを紹介するシリーズ「ハンドメイドOKカフェ」第4弾は、トキワ荘の街として有名な「椎名町」にある「シーナと一平」。どこからどう見ても「とんかつ屋さん」のよう⁈ 実は外国人旅行者も多く訪れるゲストハウスであり、誰でも気軽にリラックスしながら手芸ができる仕掛けが!

東京・椎名町にあるゲストハウス&カフェ「シーナと一平」

東京は池袋のお隣、西武池袋線「椎名町」駅。かの手塚治虫や藤子不二雄、赤塚不二夫などが同居していた「トキワ荘」があった街として聞いたことがあるのでは。

その椎名町駅からサンロード商店街を脇に入ると「とんかつ一平支店」の看板が。この看板こそが、今回ハンドメイドOKカフェとして紹介する「シーナと一平」の目印です!

どこからどう見てもとんかつ屋さんでしょ!

実は、外国人旅行者向け(4割日本人が宿泊)宿泊施設であり、お昼はランチが食べられるカフェ。50年続いた以前のお店の看板をそのまま残し、店名にまで加えるところに「地元に溶け込みたい」という、宿の熱い気持ちが伝わってきます。

のれんをくぐって、さっそく中へ──。

「世界のおばんざい」のれんはボタンで書かれたハンドメイド!

 

店内を彩るのは“誰か”が作ったハンドメイド作品

店内は、古民家的なこあがりが。天井付近から下がるカーテンで、ぐっと華やか。窓がないのに、まるで花畑がひろがっているよう! 実はこのカーテンも手作り。

スタッフやご近所さんのお手製のカーテンや座布団がこあがりをカフェらしく彩る!

カーテン、座布団、そしてコースターなど、手作り品がカフェのあちこちに。素敵なものを見つけては「どなたの作品?」と聞いてみるも「これはもう誰が作ったのかわかんないですね(笑)」とオーナーの日神山さん。

あちらこちらに作者不明作品が。それがよりカフェに居心地の良さを与えている。

入れ替わり立ち替わり、誰かが訪れて、誰かがハンドメイドしていき、そして材料が寄付され、その材料を使ってまた誰かがハンドメイドしていく──。

その作品たちはみんな「笑顔で」作ったのだろうと想像できるほど。遊びのある楽しいデザインがカフェを居心地の良い、ほっとする空間にしています。

平日はめぐさんの「世界のおばんざい」ランチが食べられる

キッチンが似合うめぐさん。「おかえりなさい」と迎えてくれます。

「辛いの大丈夫?」と、ブータンのチョーメンを作ってくれたのは、平日の台所を預かるめぐさん。

ブータンの「チョーメン」。ドリンク付で700円(税込)とリーズナブル!花山椒のパンチが効いてました。

実はめぐさんは、フリーランスの調理人で、世界のおばんざいを作るシェフ。ランチメニューは2種類あり、他に「世界のおばんざいとごはんのセット」1,000円(税込)も。どちらのメニューも時期によって内容がかわります。

インディアンチャイは黒糖で。600円(税込)

お店に顔をのぞかせる常連さんに家族のように声をかけ、ちょっと遅いランチを食べにきた常連さんとは猫談義で盛り上がる。お店にいるだけで、パッと明るく安心した空気を作り出すめぐさん。

この日も「もう少しあるといいなと思って」と合間にコースターを手作りし、お客さんがくれば料理を作る姿が、まるで「お母さん」みたいで頼もしくもありました。

思わず一緒にコースターを作りたくなる!

「平日のカフェはめぐさんにお願いしていますが、土曜日は週替わり・月替わりでカフェやワークショップを(※Facebookで告知)、日曜日はアイシングクッキーのプロ『PURU SUNDAY CAFÉ』さんが、ちょっとドキッとする見た目の、でもおいしいケーキを出してくれます」と日神山さん。

平日はランチ&ドリンク(クラフトビールなどアルコールもそろっていて、こんなお酒が飲みたいといえばカクテルもつくってくれるとか)のみですが、土日はまた違う雰囲気になるとは!

寄付の生地やボタンは無料で使ってOK!

そもそもゲストハウスなのに、なぜミシンを置くことになったのでしょう? その疑問に日神山さんはこう答えます。

こちらも作者不明の手作りコースターたち。売り物ではないけれど「ほしい」とお土産に買っていく外国人旅行者もいるとか。

「宿泊施設でありながら、地元の人たちのコミュニケーションの場でもありたいんです。ですから、いわゆる“ミシンカフェ”ではなく、コミュニケーションのツールとして、ポンとミシンを置きました。

ふらっときて、それこそ、ほつれたシャツの袖を縫っておしゃべりしていくとか、そんな場所でありたくて」

そのミシンも、実はメインで使われているものはもともと日神山さんの物。

こあがりから見た土間。広々しているのでベビーカーもそのままOK!

日神山さん自身、「僕もカーテンとか作りますよ」となかなかのハンドメイド男子で、地元は「工業ミシンが使える人が普通に町にいっぱいいた」地域とか。そういった生い立ちが、このカフェでの「ミシンのハードル」を下げてくれているのかもしれません。

実はこのレトロな窓はとんかつ屋さんの時にはなく、わざわざ探したそう!素敵。

他にも、キッチンの上や、窓の上にもミシンが。どのミシンもワンドリンクで2時間使用できます。

「生地も寄付がどんどん増えていて、まだまだあるのでぜひ使ってください。ボタンもあるんですよ。ミシン糸も、他のものがよければ、1つ200円で販売しています」(日神山さん)

自由に使っていい生地が、引き出しの中にも!
寄付箱の下にレトロな引き出し。そこにはミシン糸(1つ200円)。
寄付されたボタンや刺繍糸も。もちろん、自由に使えます。

もはや、手ぶらでふらりと仲間や家族と訪れて、材料見ながら「ちょっと作ってみるー」「こんなのできたー」という楽しみ方ができる、気どらない空間。池袋まできたら、お散歩がてらに足をのばしてみたくなります。

もちろん、ドミトリーだけでなく個室もあるゲストハウス。東京観光や、ハンドメイドなイベント参加の時の拠点としてもどうぞ!

 

◆ハンドメイドOK規約◆
・ハンドメイドはカフェ営業時間(月~金11時30分~15時30分、日11時30分~17時30分まで)OK
・ミシン使用はワンドリンクで原則2時間まで。2時間経過した場合は、もう一品何か追加注文を。
・無料で使用できる材料がありますが、もちろん材料持ち込みOK。
◆ワークショップ開催規約◆
・個人の方のワークショップ開催は基本受け付けてないそうですが、何か特技をいかしたいという人は、お店のスタッフさんに相談すれば道は開けるかも⁈
・「ミシンがちょっと苦手」「初心者なので誰かに教わりたい」という人や、「一緒に作る仲間がほしい」という人も、シーナと一平では月に一回「しましま手芸部」さん主催の【しましまミシンの会】が開催されています。ぜひ参加してみては? (しましま手芸部:https://www.facebook.com/shimashima.shugeibu/

【シーナと一平】
住所:東京都豊島区長崎2-12-4
営業時間:月~金(カフェ&ランチ)11:30~15:30、日(PURU SUNDAY CAFÉ)11:30~17:30
※土曜日は貸し切りの場合もあるのでFacebookでご確認ください。
地元の主婦の方がいろいろチャレンジする場所でもあるので営業内容が変わる場合があります。
定休日:なし
アクセス:西武池袋線「椎名町」駅北口より徒歩4分
電話番号: 03-5926-4410
公式サイト:https://www.sheenaandippei.com/
Facebook:https://www.facebook.com/sheenatoippei/

編集後記
オーナーの日神山さん、(記事には出てきませんでしたが)番頭のつよぽんさん、世界のおばんざいシェフのめぐさん。みなさんが本当に気さくでフラットなお人柄であることに一番感動。「ここは“なにかをはじめたい”人の足掛かりになってもらえればいいなぁと思ってるんです」とカフェの雰囲気そのまま、優しく人の夢や希望を包み込む日神山さんの言葉がとても印象的でした。はじめてなのに思わず「ただいま」と言いたくなる空間。また近いうちにふらっと立ち寄りたい!今度は私もミシンで何か作ろうっと。
【求む!ハンドメイドOKカフェ情報】
Handfulでは、材料を持ち込んでハンドメイドを楽しんでOKなカフェ・ワークスペースをを大募集しています。 この時間帯ならOKなどの条件付きも歓迎です。ぜひ情報をお寄せください。
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