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【独占インタビュー】篠原ともえ「ザ・ワンピース for KIDS」はシノラー時代からの夢の本だった!

【独占インタビュー】篠原ともえ「ザ・ワンピース for KIDS」はシノラー時代からの夢の本だった!
この記事について
歌手であり、女優。そして最近は衣装デザイナーとして著名な歌手のコンサートの裏方まで幅広くクリエイティブに活躍している篠原ともえさん。世界最大級のハンドメイドイベント「第42回 2018日本ホビーショー」での登壇・ブース出展を機に、2018年2月に出版された「ザ・ワンピース for KIDS」について、そしてハンドメイドについて伺ってきました。その本に込められた想いは「シノラー」時代にあった⁈ 

日本ホビーショーにて「ザ・ワンピース for KIDS」について語る

2018年2月にソーイングブック「ザ・ワンピースfor KIDS」を出版された篠原ともえさん。3冊目ということで、1冊目、2冊目の大人のワンピースとあわせて、親子おそろいのワンピースが作れるとSNSでも話題です。

ステージで「ザ・ワンピース」BOOKについて語る篠原ともえさん。

「第42回 2018日本ホビーショー」のステージ上でも、たくさんの想いを語られていましたが、Handful編集部も「ハンドメイドWebメディア」の名にかけて、その想いをうかがいたい、ハンドメイドについて語っていただきたい、ということで……

2018日本ホビーショーの篠原ともえブースで「ザ・ワンピースfor KIDS」と一緒に!

「なんだかすごく緊張してるんですよ」という“シノラー世代ど真ん中”の編集部スタッフとともに、お話をうかがいに篠原ともえさんのブースにおじゃましました!

キッズ服の本を出すのはシノラー時代からの夢

イベント後にモデルの「リウちゃん」とブースに来てくれました!

─さっそくですが、シリーズ3冊目が「ザ・ワンピースfor KIDS」になったいきさつを教えてください。

篠原ともえさん(以下略):これまで「1」「2」と大人向けのワンピースの本を出させていただいたのですが、ぜひ子供服のデザインの本を作っていただきたいとリクエストをいただきまして、私も本当にシノラー時代からいつか子供服の本を出したいと思っていたんです。

─わぁー、シノラー時代から! そうだったんですね。

シノラー時代も子供服を参考にしていたんです。子供服の本を作りたいと以前から思っていた時に、お手紙をいただいたこともあって。ちょうどシノラー世代の方がお母さまになられて、子どもに作ってあげたいという思いを皆さんお持ちで、じゃあ、もうはりきって20着のデザインを、と今回出させていただきました。

2018日本ホビーショーの篠原ともえさんブース。本から飛び出したワンピースがいっぱい!

─先ほど、ステージでお話を伺いましたが、子供服の「動線」に関する配慮がすごいな、と思いました。嵐や松任谷由実さんのコンサート衣装デザインも手掛けていらっしゃいます。舞台衣装のデザインを手掛けていたことが、子供服のデザインにも生かされているなと思われますか?

舞台衣装のデザインが子供服のデザインに生きることもありますし、その逆もあります。どちらもですね。

ステージの衣装デザインというものは、別世界を届けるもので「誰も見たことのないアイデアを纏うこと」なんですけれど、ソーイングブックは欲しいお洋服を「売っていないから作る」、一点ものを作ってほしいなという気持ちで作っています。

「子どものチューリップスリーブの重ね方を大人とは逆にして動きやすくしている」と語る篠原さん。その細やかさに驚き!

─今回、ワンピースの本でありながら、男の子の服も入っています。SNSでもこちらの本を買われた方が感想を書かれていて「男の子の服があるのがすごく嬉しい」という声が上がっていました。私も男の子しかいないので気持ちがわかって……。

そうなんですね! そう思って、最初から入れておきました!(笑)

─(笑)それは、やっぱり家族みんなで着てほしいという想いからですか?

そうですね。みんなで着てほしいですし、シノラーも当時ハーフパンツをはいていたので、ハーフパンツなども作ってほしいなとも。(一同笑)
あと、お子さんには、(男女関係なく)やっぱり愛をこめて作ってあげたいという気持ちになりますので。

思わず「一緒に!」とみんなのワンピースを共に作り始める“シノラー世代”の編集部スタッフ。シノラー世代には特別な人です。

─そうなんですよね。その心意気で、子どもの学用品である手さげ袋やきんちゃく袋などは手作りするお母さんが多い一方、「子供服はハードルが高い」と思っているお母さんも多い印象があります。そういったお母さま方に、どうアドバイスされますか?

やっぱり「何を作りたいか」がポイント。最初にイメージがわいたときにその気持ちのまま作り始めると良いと思います。作るのは大変だと思うんですけど、私の提案としては「時間をかけて」つくっていただきたいなと。

例えば、いきなり作るぞー!ではなく、「パターンを作る日」「生地を切る日」「生地を縫う日」を決めて……縫う日は3日間に分けてもいいと思うんです。私の母もお休みの日にモノづくりをするのが趣味だったんですけれど、何日もわけて、休みを使いながら作っていました。

篠原ともえデザインの生地もイオン「パンドラハウス」で販売中。こちらの生地のハンドメイド服を着たファンが会場のあちらこちらに。

お子さんは楽しみに待ってくれると思うので、サイズが成長に合う程度の時間をかけながら(笑)、あわてて作らないでゆっくり作ることをおすすめしています。

─逆の発想でした! 忙しいからこそ、なんとか1日で終わらそう、そうすると「これは大変だぞ」と身構えてました。

いやいや、一日じゃ終わらないですよ、お洋服は! じっくりと時間をかけて、それを楽しみにスケジュールをたてて。

私もこの日はアクセサリー作るぞ!と決めてるんです。逆算して、この日にお洋服を着たい、それならば、この日とこの日にお洋服を作るぞと。スケジュールも楽しんでいます。

─なるほど。一歩一歩作ると考えれば、身構えずにチャレンジできるお母さん方も増えそうですね!

ママ手作りのワンピースをこんな風に並んで着てみたい!

今やってみたいハンドメイドは「カレイドフレーム」

こちらのワンピース、生地は「シノラーリング」。もちろん篠原さんのデザイン!

─篠原ともえさんといえば、服のデザインだけでなく、トータルプロデュースをされるイメージがあるのですが、ここはあえて、最近作ったこじんまりしたハンドメイド作品があれば教えていただけますか?

私はレジンアクセサリーが好きなんです。そして「宙(そら)ガール」でもあるので、火星が今年の夏に大接近するというのにあわせて、火星のアクセサリーを探したんですが、なかなかないんですよ。ですから、レジンを赤く染めて、火星のアクセサリーを作って……そんな風に楽しんでインスタグラムにもUPしました。

─それはネックレスですか?

いえ、コサージュとイヤリングを。それを身に着けて、今年の夏は火星を見ようと思っています。

─思い出にもなりますし、いいですね。

そうですね。これで晴れたら、このアクセサリーのおかげだと(笑)

─レジンは以前からお好きとのことですが、今後、時間があったら挑戦したいなという新たなハンドメイドはありますか?

「カレイドフレーム」というハンドメイドです。刺繍枠にチュールをはって、そこにお花をつけるハンドメイドなんです。ホビーショーでもサンセイさんが出していらっしゃいますよね。それがやりたい! それが今一番私のやりたいハンドメイドです。オリジナルで花をカラフルに仕上げたいです(笑)

こちらがカレイドフレーム。刺しゅうを作るための道具の刺しゅう枠。最近インスタなどでは、刺しゅう作品を枠にはめたままアップする人が増えています。(写真提供:株式会社サンセイ)


─恥ずかしながら、知りませんでした。ハンドメイドの情報ってご自分で集められているんですか?

自分でアンテナはってます。日本ホビー協会のハンドメイド普及委員長も務めておりますので、情報を頂く機会も多いんです!

思い入れのあるハンドメイドは「おばあちゃんの着物で作ったアクセサリー」

─いろいろ作られていると思うんですけど、思い入れが一番ある作品はありますか?

おばあちゃんが着物の針子さんだったので、おばちゃんの着物のはぎれで作ったアクセサリーは何にも代えられないものですね。デザインのプレゼンとか、頑張りたいときに身に着けています。

Handfulオリジナルキャラ「ハリちゃん(仮)」と一緒に。シノラーワールドに完全に飲まれています。さすがです…。

─わかります……。私もおばあちゃんの作った加賀手毬があるんですよ。ただ飾っているだけなので、なにかアレンジをしてもう少し身近にしたいと思いつつ、何もできず温めたままなんですが。

いいと思います! アレンジされて持ち歩き……は、大きいから難しいですね。(一同笑)

手作りって世代を超えて楽しめるものなので、「いつかあなたの作品が誰かの大事なものになるかもしれない」──そういう想いで私の作品も残っていったらいいなと作っています。

ハンドメイドとは「ミラクルな宝物」

午後に行われたシノラーキッズコンテスト 2018優勝者とランウェイ!

─最後に、ズバリ、篠原ともえさんにとって「ハンドメイド」とはなんですか?

なんだろう……やはり「ミラクルな宝物」……ですね。

─その心は?

自分でオリジナルなものを作るまでの喜びもあるし、長く残っていき、楽しい気持ちで作ったなと自身の思い出にもなる。

時に自分をはげまし支えてくれることもあるので、何にも代えられない宝物だなと。自分のお守りを自分で作る──、だから「ミラクルな宝物」……です!

─素敵です。ありがとうございました!

編集後記
実はイベントの爆音の中でのインタビュー。ひとつひとつの音を聞き洩らさないように耳を傾け、かみしめるよう丁寧に答えてくださいました。また周囲に集まるファンの人に応えようとする姿に、シノラー時代から感じている篠原さんの人柄の良さを垣間見た気がします。ハンドメイドとは「人柄」もあらわれるものなのだなぁ。「本を見れば必ず作られるようにしています」と言い切る篠原さんはシノラーのかわいらしさに、プラス、プロのデザイナーの顔がとっても素敵でした。

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