
UVレジンのワークショップへ
UVレジンは、UVライトを照射すると硬化する液体状の樹脂。手軽に扱えて、いろいろと応用が効くので、ハンドメイド材料として大流行しています。
今回の「ワークショップハンター」は、このUVレジンを使ったワークショップを体験してみることにしました。ご協力いただいたのは、「みちくさアートラボ」さん。レジンや布など、いろいろな物を使ったハンドメイドのワークショップを開催されている浅草橋のお店です。
今回受講させていただいた講座は、「着色花びらレジン講座」。プリザーブドフラワーに着色したUVレジンを塗布して硬化させ、アクセサリーに加工する、という内容。
私はUVレジンを少しだけ扱ったことがあり、道具も一揃い持っているのですが、接着剤のように使う事が多く、アクセサリー作りをちゃんとやったことはありませんでした。UVレジンの基本的な扱いから教えていただけるとのことなので、今回とても楽しみです。
あっという間に固まるUV-LEDレジン
今回使用するUVレジンは、パジコの「UV-LEDレジン 星の雫」。UVライトでもLEDライトでも硬化するレジン液で、従来のUVレジンより硬化時間が早く(30秒〜90秒)、時間が経っても黄ばみにくい(UVレジンは時間が経つと黄ばんでしまうことがあります)のが特徴。そのかわり自然に硬化しやすいので、パレット等に出して長い時間そのままにしておくと固まってしまうことがあります。今回のワークショップ中もうっかりして固まってしまうことがありました。
素材として使用するプリザーブドフラワーは、花を特殊な薬品につけて水分を抜いたもの。今回のワークショップで使用したのはあじさいの花びらだそう。脱色してあり、加工しやすいように押し花にしてあります。
UVレジン用の着色料を混ぜたレジン液をパレット上で混ぜ、へらやつまようじを使って花びらに塗布していきます。はみ出さないように気をつけて。花びらは繊細なので、力を入れすぎて傷つけないように注意します。
※硬化前レジン液は体質によってアレルギーを起こす可能性があるそうです。クラフト用として販売されているレジン液は安全性が高いとのことですが、直接手につかないように注意し、万が一手についてしまった場合はすぐに流水と石鹸で洗い落としましょう。手袋をつけて作業すればより安心です。
グラデーションにしたいので、青を混ぜたレジン液と無着色のレジン液を花びらの上で少し混ぜてみました。ラメも入れてキラキラ輝くようにしてみます。
LEDランプで硬化させます。光が漏れるとパレット上のレジンが硬化してしまうので、アルミホイルで遮光します。本当にあっという間に固まりました。普通のUVレジン液を使ったことのある身からすると、魔法のようです。
2度か3度、レジンを塗布して硬化させたら、裏も同じようにします。裏に別の色を使うと透けて見えるので、工夫次第でいろいろな表情を持たせられるのが楽しいですね。硬化させるとレジン液が収縮して少し花びらが反るのですが、それが逆にかわいいです。
花びらのピアス、完成!
同じようにして、ピンクと緑でグラデーションをつけたものを作りました。全部で5枚。これをどう組み合わせてアクセサリーにするか悩んでしまいます。
悩んだ末に、左右色の違うピアスにしてみることにしました。
金具をつけるために端にピンバイス(小型の手回しドリル)で穴をあけます。あまり力をかけすぎると割れてしまうし、力をある程度かけないと穴が空かないのでヒヤヒヤしますが、うまくいきました。もし割れてしまってもレジンで補修できるそうなので安心です。
春らしいピアスになったと思いますが、どうでしょうか。作り終わったら撮影もさせてくれます。
作っている途中で迷うことや疑問などがあれば丁寧に教えてくれるので、初心者でもいいものが作れます。みちくさアートラボさん、ありがとうございました!
ワークショップ協力:
カフェ&ワークショップ みちくさアートラボ
東京都台東区浅草橋1-31-4 大原第三ビル3階B室
http://michikusaartlab.com/
紹介記事:畳のヘリで作るアクセサリー⁉自分だけのオリジナル作品が作れる「みちくさアートラボ」のワークショップ体験
さて、次ページからはこの技術を元にオリジナル作品を作ってみます!