Handful[ハンドフル]|ハンドメイド・手芸・アクセサリー・DIY等のアイデアや作り方情報サイト。

【作家さんインタビュー】セーブポイント職人『くだらないもの工房』店主・匠さん

【作家さんインタビュー】セーブポイント職人『くだらないもの工房』店主・匠さん
この記事について
デザフェスでは毎回行列ができるほどの大盛況!くだらないもの工房店主、卓上セーブポイント職人 匠さんをインタビューしてきました!妄想から生み出されるファンタジーな作品に心を奪われること間違いなしです☆

ドアを開けるとそこは・・・くだらないもの工房でした

今回インタビューさせていただいた場所はなんと、匠さんのご自宅!
作家さんのお家でのインタビューというのは初めての経験だったのでワクワクが止まりませんでした。

案内された部屋のドアを開けるとそこは、まさに工房。
部屋中にありとあらゆる工具や商材が置かれていて、 “作家さんの部屋に来た” という実感が湧き出しました。

『くだらないもの工房』店主 匠さん

こちらのメガネをかけたメンズがくだらないもの工房店主の匠さんです。
まずは匠さんが一体どんな人物なのか、どんな作品を作っているのか探っていきましょう!

 PCスクールの講師がデザフェス常連作家に!

ー作家になるきっかけは?

匠さん:高校生の頃から演劇のスタッフなどで小道具を作ったりしていて、創作はもともと好きだったんです。
それからしばらくして、当時、講師として仕事をしていたPCスクールの生徒さんから「『デザインフェスタ』というおもしろいイベントがある」という話をされて、デザフェスの存在を知ったんです。

 

そして実際にデザフェスに遊びに行った匠さんは「次回は出展しよう!」と心に決めたのでした。それが匠さん22歳くらいの頃。
ということは、もうかれこれ15年くらいデザフェスに出展し続けているんですね!すごい!

もっと詳しく匠さんのことを知りたい人は下記画像を参照してください♪笑
(画像をクリックすると大きい画像が表示されます)

匠さんが個展を開いたときに飾っていたという匠さん年表
昆虫大好き博士だったそうですが今は大嫌いだそうです。笑

 

妄想が生み出した初期作品

デザフェスに参加し始めた頃は仕事をしながら作品作りをしていた匠さん。
初期の頃は趣味のレベルで作っていたものをデザフェスで展示・販売していたそうです。
そんな初期作品をいくつか見せてくださいました!

『初代将棋コンバット』戦車には飛車を使用しているこだわり☆

 

『死亡フラグ』表面。このシュールさが人気!
(画像をクリックすると大きい画像が表示されます)

 

『死亡フラグ』裏面。親切に状況と結果の説明が書かれています。笑
(画像をクリックすると大きい画像が表示されます)

着眼点が面白いですよね!
戦車は将棋の駒の飛車を使っていたたり、細かいところにこだわりを感じました。
また死亡フラグは2日間で300セット売れるほどのヒット商品になったのだそう!

デザフェスで目立ちたい!そして生まれたセーブポイント

死亡フラグがそこそこ売れるようになり、デザフェスの常連さんには「将棋の人」「死亡フラグの人」として覚えてもらえるようになったそうです。
しばらくは死亡フラグと将棋コンバットをメインで作って出展していた匠さんですが、デザフェスというイベントに参加する以上、何かもっと目立つものを作りたい!という思いがどんどん強くなっていきました。

そこで思いついたのものが、匠さんのデザフェス人生を大きく動かすきっかけとなった『セーブポイント』だったのです!

これがうわさのセーブポイント!ま、眩しいっ・・・!!

目立つものってなんだろう?と考えて思い浮かんだのが光り物。光り物で面白いものってなんだろう?と考えて浮かんだのがセーブポイントだったそうです。

匠さん:初めに作ったセーブポイントは小さいサイズのものでした。
友人から「もっと大きいものを作ってほしい!」と頼まれ大きいサイズのセーブポイントを作りTwitterに作品の画像を上げてみたら周りからの反応が良くて、そこから月に10個〜20個作ってみようと思い作りはじめました。

最初に作ったのはこのサイズ。小さくて可愛いですね!

 

デザフェスでは3時間待ち!?セーブポイントが大ヒット!

Twitterでの拡散や口コミで認知度が上がり、今やデザフェスでは購入までに3時間待ちの行列ができるほどの大ヒットとなったセーブポイント!

ー3時間待ちはすごい!最初はどれくらいのペースで作っていたのですか?

匠さん:最初はお小遣い稼ぎになればいいと思って仕事をしながら作っていたのですが、デザフェスの前に10個ほどとある個展に持っていって販売したらありがたいことに完売しまして。「これはいけるんじゃないか?」と手応えを感じて、月に10〜20個作ることにしたんです。そこから通販も始めましたね。

ー10〜20個作るとなると時間もかなりかかりますよね。仕事しながらだと結構大変だったのでは?

匠さん:そうですね。ちょうどその頃に体調を崩して仕事を辞めることになって、色々なタイミングが重なり、セーブポイント作りに本腰を入れる決意をしました。

ミニサイズのセーブポイントが引き出しにいっぱい!

 

バージョンチェンジを重ね、常に飽きられない工夫を

ー通販では購入制限などを設けたと伺いました。大人気ですね!

匠さん:購入制限というと大げさなのですが、ありがたいことに販売開始後30秒後には完売することもありまして、たくさんの人に自分の作品を届けたいので、連続で買うのはやめていただいていますね。

 

セーブポイントを作りはじめて4年。
途中途中で、カラーチェンジ(2色使い、レインボー他)や模様を彫ったり、中に気泡を入れたり、などバージョンチェンジを重ね、常に飽きられないように工夫をしてきたという匠さん。

気泡入りやラメ入りなど一つ一つ表情が違います!

「コンプリートしたい」「色々な種類が欲しい!」といったコレクターも現れ、既に20本以上のセーブポイントを購入したという常連さんもいるそうです!

工具は最初からちょっと良いものを使うべし!

今回は匠さんの作業場にお邪魔させていただいたということもあり、匠さんにオススメの工具などを伺いました!

ゴッドハンドのアルティメットニッパー


匠さん
:プラスチックを切る時の音って、普通のニッパーはパキパキっていう音なんですけど、このアルティメットニッパーはケーキに入刀するくらい、力を入れなくてもスルッと入っていくんですよ。音もしないし、あんまり飛ばないです。オススメ!

左が普通のニッパー、右側がアルティメットニッパーで切ったもの。切り口の差が歴然!
(画像をクリックすると大きい画像が表示されます)


ー工具選びとか、工具の情報はどうやって手に入れていますか?

匠さん:元々ホームセンターが好きなんでそういう場所に行って見てみたり、あとはプラモデル専門雑誌などを見ていると工具の紹介ページなどがあるのでそういうのを見て購入していますね。

ドリルビット(穴を平らにしたいときに便利)

 

アルティメットカッター

 

この通りプラスチック板も綺麗に切れます!

上記で紹介した以外にもものすごい量の工具がありましたが、今回は中でもオススメの工具を紹介していただきました!

素材は色々試してみることが大事!

匠さんの作品作りに欠かせない素材をいくつか紹介してもらいました!

シリコンとクリアレジン


匠さん
:シリコンは型取りに使うので必須です!あとは粘土なども数種類か使いますね。

タミヤのエポキシパテ
小さいものを作るときに使うそう。


匠さん
:紙粘土で原型を作ったり、小さいものを作るときはタミヤのエポキシパテを使ったり、樹脂粘土を使ったりと用途によって使い分けています。素材はとりあえず色々と試すことが大事だと思いますね。

これだけははずせない!匠さん愛用の工具

オルファのペンナイフ

 

アーミーペインターのマスタークラスブラシ


匠さん
:オルファのペンナイフはないと困りますね。細かい作業が多いのでこれは絶対必要!
その他は筆とかも必要ですね。ミリ単位の塗装するときなどに使います。これもやはりいいものであるに越したことはないです。仕上がりが全然違いますね

清原UVクラフトレジン

匠さん:セーブポイント自体は2液レジンを使っていますが、卓上セーブポイントミニの土台部分にはこのレジン液を使用しています。