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作家さんインタビューvol.2 〜『くりぬき絵』作家 Akemiさん〜

作家さんインタビューvol.2 〜『くりぬき絵』作家 Akemiさん〜
この記事について
作家さんインタビューシリーズ第二弾!今回は、色鮮やかで立体感のあるイラストの新しいカタチ 『くりぬき絵』 作家のAkemiさんです。

  

Akemiさんってどんな人?

主にInstagramに作品をアップして活動をしている『くりぬき絵』作家さん。

自身の作品をInstagramに上げるとき、どんなハッシュタグをつければ作品を見てもらえるのかと悩んだAkemiさん。
「自分の作品は単なるイラストではないけど、切り絵とも違う・・・。」
そこでAkemiさんは自身の作品の作り方を振り返り、『くりぬき絵』と名付け、オリジナリティ溢れる作品作りに日々取り組んでいます。

これがAkemiさんが描かれている『くりぬき絵』。
この立体的で美しい作品はどのように作られているのでしょうか?

 

『くりぬき絵』 が生まれた経緯

『くりぬき絵』とは一体どのようなものなのか、くりぬき絵が生まれた経緯をAkemiさんに伺いました。

失敗した部分を切り取ってみたら・・・!?

ー くりぬき絵が生まれたきっかけを教えてください

小学生の頃から絵を描くことが好きで、夏休みの絵画コンクールでは毎年賞をいただいていましたね。
なので小学生の頃はずっと絵を描いていました。

中・高校生では少し絵を描くことから離れてしまいましたが、今年の年賀状で久々に絵を描いたら、火が着いちゃって。

初めは普通に絵を描いていたのですが、ある日背景を描こうと思ったら失敗して、修正不可能になってしまったんです。

そこでその失敗した部分を切り取って、切り絵にして画用紙に合わせたらとてもいい感じになったんです!

それが『くりぬき絵』が生まれたきっかけです。

今までも年賀状は手描きで送っていたAkemiさん。
その年賀状は毎年評判がとても良かったのだそうです♪

はじめは100均の画材で作品を描いていた

ー 作品を作り始めたときに揃えた道具を教えてください

実は『くりぬき絵』を描き始めた頃は100均で画材を揃えていました。
水彩のボールペンやサインペン、色付けのペンも100均のものを使用していましたね。
最近の100均は本当にすごいです笑

現在はコピックや世界堂で販売されているアーティストブラシなどを使用しています。

大枠を切るときはハサミを使いますが、絵の切り抜きに使用するのはデザインナイフのみ。
刃が細いので替刃は常に何本か用意しています。

あと額縁などは全部100均で購入していますね。
かわいい額縁が多いので、本当に驚きます!

これがAkemiさんに見せていただいた画材の一部。
今は文房具屋さんに行くと必ず何かしらのペンを購入してしまうそう。

 

作品を描くときに意識していること、こだわり

作品を生み出すときや描くとき、Akemiさんが特にこだわっていることを伺いました。

本物の花は枯れちゃうけど、絵にしたら枯れない

ー Akemiさんの作品には必ずお花が描かれていますがそれはなぜですか?

花って綺麗なんですけど、枯れてしまいますよね。
でも絵にしたら枯れない。
それが花を描き始めた理由です。

最初は想像の花を描いていたのですが、現在は図鑑を買って実際にある花を描いています。
そうすることでInstagramにアップするときに花の名前のハッシュタグも記載できるので。

ー 作品を作る際、どのようにテーマを決めていますか?

「なんの花を描こうかな?」というところから始まりますね。

ただ、それだけだと “ただのお花の絵” になってしまうので、
幻想的な雰囲気を出すために “魚” を描いたりしています。

あとは友達の誕生日に誕生花を調べて、そのお花の絵をプレゼントしたりしますね。
作る相手のイメージやお題をもらったり。
好きなキャラクターや好きな色を予め聞いておいて、描きはじめることもあります。

Akemiさんがご友人のお誕生日に贈った作品。
ご友人から「イルカと水色が好き」と聞き、モチーフは誕生花とイルカに、色は水色をメインにしたそう。

 

絵を切り抜くことを想像するとゾクゾクする 笑

ー 作品を作る上で一番楽しいことはなんですか?

切り抜きが一番楽しいです!
デザインナイフの切れ味が良く、細かいところを切るときが本当に楽しい!

もはや今はもう切り抜くことを前提に絵を描いていますね。
あえて難しい下絵を描きながら、切り抜くときのことを想像するとゾクゾクします笑

紅葉もこんなに小さく描かれています。
このような細かい部分を切り抜くのが何より楽しいのだそうです。

Akemiさんが愛用しているデザインナイフ。
このデザインナイフで失敗した部分を切ってみたことで、『くりぬき絵』が生まれたんですね!

 

ー 逆に作品を作る上で難しかったことや困ったことは?

テーマをひねり出すのが難しいときがありますね。
スムーズにテーマが浮かぶときもあれば、何も浮かばないときもあって。
浮かばないときは本当に辛いです。

それから、動きのあるものをイラストに取り入れるときは悩みます。
例えば動物とかは向きとか、魂があるように描くのが難しいですね。
なので、動物を描くときは動物園に行って観察しに行ったりもするんですよ。

ペンの太さで絵の印象が変わる。それが面白い!

ー これまでにどれくらいの作品を生み出しましたか?

おそらく、20作品以上はもう描きましたね。

ー 1作品あたりにかかる創作期間はどのくらいですか?

大きさにもよりますが、だいたい1週間で描きあげています。
下描き、色塗り、切り抜きの作業は、それぞれだいたい同じくらいの時間をかけています。

丸1日作業に費やせるときは、下描きから切り抜きまで3日で仕上げることもあります。
ただ、仕事をしているとどうしても時間がないので、それぞれの作業にだいたい3日間はかかってますかね。

ー 作品作りでこだわっているポイントは?

一番のこだわりはやはりお花の絵を入れることです。
細かい色味や立体感を出すように描くようにしています。

また、線画の色や太さにもこだわっています。
紙の大きさもあるので、モチーフの縁を描くのに線画用のペンを使い分けていますね。
縁の色や太さが違うだけで絵のイメージが違ってくるんです。
それがまた面白いんですよ。

ペン先の違いで絵の印象がガラッと変わります。